消せるボールペンが悪用されている？

消せるボールペンご存知でしょうか？
その名の通りなんですが、
温度変化によってインキを無色にするフリクションインキを搭載したボールペンです。
世界中で9億本以上売れたパイロット社の人気商品で、
書き心地や使い勝手の良さはボールペンで、
用途は鉛筆やシャープペンシルに近いそうです。


　　　　　　

凄く便利で良い商品なんですが実はこの商品が悪用されてしまっているんです。
2010年には車検合格後に申請書の車体番号を書き換える不正が発覚しました。
合格していない車の車検証の交付を受けていました。

2013年には学校給食協会の臨時職員により請求金額を不正に水増しし
なんと4200万円を着服し詐欺容疑で逮捕さらました。

茨木県の消防本部では時間外手当を70万円不正受給した主任が懲戒免職。


などなど全国でこのボールペンを使った犯罪がおこっています。


でもこれってこのボールペンが悪いんでしょうか？
違いますよね・・・・
包丁で殺傷事件がおきたとします、これって悪いのは包丁ですか？
車で人が跳ねられました、悪いのは車ですか？
これらと同じです。
もちろん悪いのはそれを使っている人間ですよね。

世の中の全てのものには良い面と悪い面、裏と表があるいい例ではないでしょうか。
自治体なども使用禁止に躍起になっていますが、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。

でも逆に考えると重要書類専用の特殊なインキを開発すればそれは採用されるでしょう。

”絶対消えない”
”万が一消えたとしてもその痕跡が残る”
”そのインキが使われていることが一目で確認できる”

こんなペンあったら凄いですね。

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タグ：フリクションインキ 不正に水増し